ほとんどの画像ファイルは Read Files(RGB) メニューで読み込みます.読み込みたい一連のファイルの先頭の一枚を選んで下さい.連続したすべてのファイルがまとめて読み込まれます.
QuickTime Graphics Importer がサポートしているファイル形式に対応しています.具体的には以下の形式の画像ファイルを直接読込むことができます.
フォーマット |
ファイル名拡張子 |
説明 |
TIFF |
.tif (.tiff) |
標準的な画像ファイル形式 |
Photoshop |
.psd |
Photoshop 2.5, 3.0 画像ファイル |
PICT |
.pct (.pict) |
Macintosh 標準 QuickDraw PICT 形式 |
BMP |
.bmp |
Windows 標準ビットマップ画像 |
TGA |
.tga |
TARGA ビットマップ画像 |
Silicon Graphics |
.sgi |
Silicon Graphics 画像 |
PNG |
.png |
PNG 画像 |
JPEG |
.jpg (.jpeg) |
JPEG 圧縮画像 |
JPEG2000 |
.jp2 |
JPEG 2000 圧縮画像 |
GIF |
.gif |
GIF ビットマップ画像 |
複数のファイルをまとめて読込むために,次のような規則に従ってファイル名が付けられている必要があります.
ファイル名: | <文字列1><番号><文字列2>.<拡張子> |
具体例: | cup0.jpg |
cup1.jpg | |
... | |
cup11.jpg |
ここで <文字列1> は任意の文字列,<文字列2> は数字を含まない任意の文字列で,記号を含んでいてもかまいません.またこれらの一方,あるいは両方が空でもかまいません.<番号> 部分は 0, 1, 2, ..., 9, 10, 11, ... でも 000, 001, 002, ... のように先頭に "0" がついたものでもどちらでも可能です.また,必ずしも 0 から始まる必要はありません.
光学顕微鏡や電子顕微鏡の連続切片では,スライスの欠損や資料のいたみ等の理由で,一連の画像のうち一部が抜け落ちる場合があります.その場合は欠損したスライスに対応する番号を飛ばしてファイル番号を付けて下さい.DeltaViewer は連番中に存在しないファイルがある場合,それを飛ばしてファイルを読み込み,あとで欠損部分を前後の画像から補完する機能を持っています.
共焦点レーザー顕微鏡でレーザー波長ごとのデータを別々のファイルとして出力したような場合,それらのデータを異なる色コンポーネントとして読み込み,重ね合わせる必要があります.
Read Files(Red) メニューでまず赤コンポーネントの一連の画像を読み込みます.読み込みが終わって SectionView のウィンドウが表示されたら,次に Read Files (Green) メニューで緑コンポーネントの一連の画像を読み込みます.青コンポーネントがある場合も同様です.
読込む元ファイルは,グレースケール画像でも,単色のカラー画像でもかまいません.赤単色の画像ファイルを緑コンポーネントとして読込むというようなことも可能です.
3次元の濃淡画像が一つのファイルになっている場合,Read Raw Data メニューを使用します.その場合,当然ですが,ファイルの内部データフォーマットがわからないと読込めません.たいていの場合は生データファイルと同じフォルダ内にデータフォーマット情報が書かれたテキストファイルがありますので,探してみて下さい.
生データの入っているファイルを選択した後,表示されるダイアログで,
ヘッダ部分のバイト長(普通は 0 バイト)
画像の幅,高さ,奥行のピクセル数
濃淡情報が 8 ビット,12 ビット,16 ビットのいずれか
12 ビット又は16 ビットの場合,主要部が上位バイトと下位バイトのどちらか
を選択して OK ボタンを押します.
入力したデータから計算した総バイト数がファイル容量を超える状態では OK ボタンが無効になります.
SectionView ウィンドウがアクティブな状態で Save As メニューを選ぶと,黄色線で選択された部分が連続した画像ファイルとして書き出されます,Scale Images, Flip Images, Align Images, Negate Color で画像を変換している場合,変換された画像の選択部分が書き出されます.
表示される Save ダイアログで画像フォーマットと先頭ファイルの名前を指定します.その際,ポップアップメニューで画像フォーマットを選ぶとファイル名の拡張子が自動的に適切なものに変わります.また,ファイル名で拡張子を指定した場合も,それに合せてポップアップメニューが自動的に切り替わります.
Open 3DView File メニューを用いると,DeltaViewer の 3DView でセーブしたファイルを開くことができます.容量の大きなファイルを開く時はウィンドウが表示されるまでに数十秒かかる場合もあるので注意して下さい.
3DView ウィンドウがアクティブな状態で Save As メニューを選ぶと,表示されている3次元画像がディスクファイルとして保存されます.